確定申告の必要性
確定申告の話ということになると、サラリーマンの人の場合、殆どの人が行っておらず、あまり縁が無い事だと思うかもしれません。大部分のサラリーマンは、会社が代行してそれを行っていますから、確定申告を自分で行うことはありません。
しかし、表題にもあるように、場合によっては確定申告をすることで税金の一部が戻ってくる可能性があるのです。それはどういう場合かと言うと、ふるさと納税をした、株で利益があった、薬をたくさん買った、マイホームを購入した＆売却した、泥棒に入られたなど、ここ一年間の出来事を思い出してみると、いろいろあると思います。
これらの全部が該当するということではありませんが、そもそも、サラリーマンの中でも「確定申告をしなければならない人」と「確定申告をした方がいいかもしれない人」に分かれるのですが、2017年分から新たに設定された「セルフメディケーション税制」などもあって、税金の還付を受けられる人が多くなると思います。
基本的に確定申告では、収入に対して課される所得税の額を申告するわけですが、これは昨年1年間の収入をベースに決定されます。サラリーマンなら、事前に給与やボーナスから所得税が差し引かれています。ただし、年末にならないと1年間の収入は確定しません。言ってみれば、おおよその金額がとりあえず差し引かれている状態です。
生命保険料や医療費の支払い額によっては所得税を少なくできるのですが、給与やボーナスの段階ではここまで考慮はされていません。1年間の収入が明確になるのは年末です。それで会社経由で「年末調整」があるわけです。税金の調整ということなのですが、それでも充分ではないのです。